映画 「悪人」 (善と悪) 最優秀女優受賞 深津絵里

「悪人」という映画をご覧になっただろうか?

女優の深津絵里モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞したこともあり、

話題になった映画です。

映画 「悪人」 (善と悪)

photo by AhmadHammoud

見終わった後に「本当の悪人はいったい誰なのか?」という重たい疑問が残る、そんな映画でした。

法で裁かれるのが悪人ですか? 法で裁かれないのは善人ですか?

むしろ、本当の悪人は法で守られているのですか?

鎌倉時代、浄土真宗の開祖と言われている親鸞(しんらん)に、

「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」という有名な言葉があります。

言葉の意味は、「善人ですら極楽へ行けるのだから、ましてや悪人なら言うまでもなく極楽に行ける」という意味です。

一見矛盾しているように思えます。

しかし、言葉の真意は何でしょうか?

映画 「悪人」 (善と悪)

こんな話を聞いたことがあります。

ある徳を積んだお坊さんが、村人に「善人の住む村と悪人の住む村がある。さてどちらに住みたい?」と聞くと、

村人は口を揃えて「善人の村」と答えた。

するとお坊さんは、

「しかし善人の村では毎日ケンカや犯罪が絶えない、一方悪人の村では皆穏やかな顔をしてつつましく暮らしている。

何故か分かるかな?」と問うた。

そしてこう続けた。

「善人の村人は、何か問題が起こると、皆が自分が正しい自分は悪くないと主張し合い口論になるが、

悪人の村では、自分が悪い自分が悪いとなって問題は収まるのじゃ」

本当に怖いのは、「自分が正しい」と思い込んでいる傲慢さなのかもしれませんね。

自分が悪だと思う心には悪が無く、自分は悪くないと思う心が誰かを悪にする。

映画の最後に主人公の青年がとった行動が、とても切なく思えて、思わず涙があふれました。

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