「大きなマイナス」より怖いものとは?

人は、大きな変化には敏感ですが小さな変化には鈍感ですね。

たまにしか会わない親戚の子の成長はよくわかるのに、

毎日顔を合わせている我が子の成長の変化には気づきにくいものです。

これはコミュニケーションの世界にも言えることで、

例えば、

口論の末感情が高ぶって叱りすぎたり、八つ当たりして相手を大きく傷つけてしまったときには

「ちょっと言い過ぎたな」と自分の言動を省みることができます。

省みることができれば、謝るなりもう一度会話をするなり次のアクションが生まれます。

が!・・・しかし

「いつも遅いんだから早くしなさい」とか「どうせサボってたんだろ!」とか「手を抜かないでまじめにやれ!」

など言ってる本人には悪意のない注意や叱咤、説教などは

「相手を傷つけている」という自覚は持ちにくいものですね。

一見感情が高ぶって怒鳴ったり、叱り過ぎたりする方が悪いコミュニケーションのように感じられますが、

実は後者の悪意のない注意や説教の方が問題があります。

何故問題なのかというと、

そのような言い方で注意や説教をされた場合、言われた人の心に「何が残るのか」

その深層心理を考えてみてください。

「大きなマイナス」より怖いものとは?

by Vitorcius

「大きなマイナス」より怖いものは『小さなマイナスの反復』

答えは!

「私のことを信頼してくれていない」
「本当の私のことをわかっていない」
「私を悪い(ダメな)人間だと決めつけている」
などです。

しかも言ってる本人に罪悪感がありませんから何度でも同じことが繰り返されます。

これが、小さなマイナスの反復です。

大きな喧嘩をしたわけでもないのに日に日にお互いの溝が深まり、

気づいたときには既に修復が不可能なレベルになっていることってありませんか?

本来は愛し合い協力し合うべき相手と、いつしか憎しみ合うようになってしまったとしたら?

普段、無意識にやってしまう日常の小さな注意の仕方や叱咤の仕方ほど、

コミュニケーションスキルを意識した方がいいですね。

「命令から質問へ」を身につければ、

「いつも遅いんだから早くしなさい」「今日はいつもより早く行動してみたらどうなる?」に。

「どうせサボってたんだろ!」「一見サボってるように思えるんだけどどうしたの?何かあったの?」に。

「手を抜かないでまじめにやれ!」「一生懸命、真剣にやれるよね?」に変換できます。

この質問形にした言い方は、

ネガティブな内容を断定的に言う言い方(命令形)とはまったく印象が違いますね。

そしてこの質問形によって相手の心に残る深層心理は何でしょう?

「私のことを信頼してくれている」
「本当の私のことをわかってくれる」
「私を良い人間だと認めてくれている」
ですね。

“大きなマイナスより小さなマイナスの反復が怖い”

これをいつも忘れずにいたいものです。

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