◆質問◆
私はマネージャーの立場にあります。
月に1度全体ミーティングを行うのですが、毎回ミーティングの場が口論の場になり、
会社の発展の場には程遠い状態であり悩んでいます。
一部ののスタッフが自分の考えを振りかざし相手を批判否定ばかりしてしまうため、
話が全くまとまらず最終的には口論で終わってしまいます。
私はセンターサークルを意識し、会議に取り組んでいますが、その一部の人間同士で反発し合っている状態です。
人を否定批判していては物事がうまく進むことはないと考えているのですが、
否定批判ばかりしている人にはどのような接し方がよいと考えますか?
ポイントは、「裁き」から「興味」へ
◇回答◇
ポイントは、『魅力のテクノロジー』の「裁き」から「興味」へ、です。
「興味」を持って見てみましょう。
「なぜ」そういう態度をするのでしょう。ここにヒントがあります。
- トップや組織の経営方針が不明確である。
- 自分が正しいと思っている。「センターサークル」という概念がない。
- 会議とは議論するものだと思っている。
- 自分の待遇、給料などに不満をもっていて発散してしまう。
- 親や周りの人から認められてこなかった。「欲しがる評価」を求めている。
※「センターサークル」とは?コミュニケーションの目的の記事に書かれています。
このように並べてみると、冷静に今の現状を見ることができますよね。
興味を持ち一人ずつコミュニケーションをとってみたらいかがでしょう。
「○○君、ちょっと今いいかな?」「○○部長、今お時間よろしいでしょうか?」という切り口で、
今現在の会議の進行や中身についてどんな印象をもっているのか、効果的な会議にするためにはどうしたらいいと思うか?
などを一対一で話してみるのもいいかもしれません。
そして承認することも忘れないでください。「○○君は、いつも斬新なアイデアを出すよね。感心するよ!」
「○○部長は、部下の意見をいつも聞き入れてくださいますよね!」など。
人は認められると心を開きます。そして開いた心にはメッセージが入るのです。